住宅ローンもマイナス金利の影響を受け、今や超低金利の時代の真っただ中にいます。利用する側にとっては低い金利で借りることができるためとてもありがたいことです。
中でもネット系銀行の住宅ローンは店舗出店や人件費コストを抑えることでメガバンクよりもさらに魅力的な低い金利の住宅ローンを提供していることから利用者数も次第に増えつつあります。そんなネット銀行の住宅ローンのお得で便利な4つの特徴について解説します。
1.金利がとにかく低い
現在、変動金利型の店頭表示金利は2%台半ば。そこから各金融機関が設定する金利引き下げがおよそ2%弱で、最終的に適用される当初金利は0.5%~0.8%程度(2018年4月段階)ですが、ネット銀行はそれをさらに下回る当初金利0.4%台と非常に低い金利設定が続いています。
少しでも毎月の負担額を減らしたいとお考えの住宅ローン利用者にとってはネット銀行は無視できない存在となっているのです。
2.保証料や繰り上げ返済の手数料が無料
ネット銀行は低金利であることに加え、保証料(借り入れの際に保証会社や保証機関の保証をつけるための費用)や借り入れ後の繰り上げ返済の際の事務手数料が無料になっています。
つまり、ネット銀行を利用することよって借入期間中の費用も削減することが可能となっています。住宅ローン選びで後々家計に負担がかからないことも重要なポイントです。
3.疾病団信保障が無料に
死亡時にローン残高がゼロになる団信(団体信用生命保険)は、ほぼ無料でつくのが今や常識です。最近ではネット銀行を中心にがんや3大疾病、さらに範囲の拡がった7大疾病などで所定の状態になった場合にローン残高がゼロになるなどの保障が何と無料でつく銀行も登場しています。
住宅ローン選びには、長期にわたる負債に備えてこうした保障に注目したいものです。
4.曜日・時間を気にせず申込み・手続き可能
ネット銀行の最大のメリットは、日頃忙しい人でもインターネット上で手続きが可能な点です。時間や曜日を気にすることなく申込みや手続きができてしまうことは大変便利です。
また、最近では金融機関やコンビニ、郵便局などの提携先ATMや、人を介さないとちょっと不安・・・という方のために電話対応や一部金融機関が窓口になって対面で手続きすることも可能になっています。
まとめ
ネット銀行は低金利で保証料や繰り上げ返済、疾病団信料などの費用が無料である点は大きな魅力である一方で、支出を少しでも抑えるために諸々の手続きを人任せにできない点で余計な労力が発生したり、住宅メーカーや不動産会社がローンの手続きに介入できないこともあり、本人が全体の流れをつかんでいないと大きなトラブルに見舞われてしまうなどデメリットも起こりえます。
あなたがもしも住宅取得後の支出を少しでも抑えようとするなら、住宅購入の流れを事前にしっかりと学んだうえでご自身でネット銀行の住宅ローンにチャレンジすることをおススメします。
今や何でもインターネット上で収集・入手できる世の中。人生最大のお買い物と言われる「住宅」の取得もインターネット上ですべて完結してしまう日が近い将来訪れるのかもしれませんね。